1/31国際セミナー「森林による防災・減災技術の国際展開」

2023.12.07イベント情報

日本は、台風や梅雨による豪雨も頻発する気候帯にあるため、頻繁に山地災害に見舞われてきました。その一方で森林や樹木には山地災害の発生を抑制する機能があり、それらを活用した治山技術が開発され、実施されてきました。このような技術を発展途上国などにおいて適用することにより、流域下流における対策に加えて流域上流における対策が相対的に低コストで実施でき、全体としてより効果的な気候変動適応策となることが期待されます。

森林総合研究所では、令和2年度から我が国の民間企業等による森林防災・減災技術の国際展開を支援することを目的に、研究・技術開発を進めてきました。今年度の国際セミナーでは日本大学の阿部和時特任教授から森林の根系が防災減災に果たす役割について基調講演をいただくとともに、森林総合研究所によるベトナム北部山地での研究成果や国際機関及び日本政府などの資金を使った国際展開での課題や可能性に関する調査結果を紹介します。そして海外からの登壇者による現地からの展望をフィードバックし、森林による防災・減災技術の海外展開における今後の可能性や課題について議論します。

日時

2024年1月31日(水)13:00~17:00(開場12:30)

会場

TKPガーデンシティPREMIUM神保町 プレミアムボールルーム(地下鉄 神保町駅 A9出口 徒歩2分)
会場アクセス
※セミナーは17:00に終了しますが、セミナー会場では18:00まで講演者を交えた参加者間の意見交換が可能です。

内容

【セッション1】基調講演:森林根系による防災・減災機能の科学的評価
阿部和時(日本大学)
【セッション2】日本の治山技術の国際展開
古市剛久(森林総合研究所)
岡本 隆(森林総合研究所)
村上 亘(森林総合研究所)
【セッション3】途上国でのF-DRR技術の適用ニーズと可能性
Dr. Vu Tan Phuong(ベトナム森林認証事務所 VFCO)
Prof. Dr. Yongyut Trisurat(タイ カセサート大学)
Ms. Sunshine Telio(フィリピン コンサベーション・イノベーション・センター)
小西力哉(国連食糧農業機関 FAO)
パネルディスカッション
基調講演者、セッション登壇者が参加

使用言語:英語・日本語(二言語同時通訳)

申込

お問い合わせ

国際セミナー運営事務局 国際緑化推進センター
担当:佐野
TEL 03-5689-3450 / FAX 03-5689-3360
MAIL redd-plus@jifpro.or.jp