緑の募金法制定30周年記念シンポジウム「緑の国際協力で進める森づくり・人づくり・地域づくり」

2025.12.22イベント情報

気温上昇を1.5度までに抑えるというパリ協定の目標達成には、世界で10億haの森林が必要とされています。森林は気候変動対策だけでなく、地域社会の暮らしや防災、環境改善にも欠かせない存在で、特に開発途上国での森づくりは、貧困削減や地域経済の発展にもつながります。

「緑の募金法」が制定・施行されから30周年という節目を迎えたことを記念し、(公社)国土緑化推進機構と(公財)国際緑化推進センターの共催により、これまでの国際協力による森づくりの成果を振り返り、未来に向けた取組を考える場として、シンポジウムを開催します。これからの国際協力の担い手である高校生・大学生を含む幅広い世代の皆さまに、森づくりの意義と可能性を共有し、さらなる国際協力の機運を高めます。また、会場では発表者の皆様を交えた交流会も予定しております。

国連は、世界で森林や樹木に対する意識を高める記念日として「国際森林デー」(毎年3月21日)を制定しています。本シンポジウムは「国際森林デー」にちなんだイベントとしても企画しています。

開催概要

  • 日時:2026年3月13日(金)13:30~/17:30~交流会
  • 会場:TKP赤坂カンファレンスセンター(東京都港区赤坂5丁目2-20 パークビル13階)
    メイン会場:ホール13D/交流会:カンファレンスルーム13F
  • 形式:対面(~100名)+オンライン
  • 主催:(公社)国土緑化推進機構、(公財)国際緑化推進センター

プログラム

  • 基調講演「緑の募金とヒューマンキャピタル」:池上 清子氏(プラン・インターナショナル・ジャパン理事長、長崎大学教授、緑の募金運営協議会委員)
  • 発表セッション
    1. 緑の募金国際協力事業の取組紹介:国土緑化推進機構
    2. 熱帯林造成事業などの紹介:国際緑化推進センター
  • 事例報告
    1. インドネシアでの植林や高校生交流の取組(仮題):林 久美子氏 (公財)オイスカ 海外事業部海外開発協力担当部長
    2. マダガスカルでの植林・人づくり(仮題):新田 幸夫氏 (特非)アイユーゴー 理事長
    3. フィリピンでのマングローブ植林と環境教育:二角 智美氏 (特非)イカオ・アコ 理事
  • パネルディスカッション

基調講演:池上清子氏

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連本部(NY)、国連人口基金(UNFPA)などの国連機関の職員、また、長崎大学大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科教授などを経て、現在、(公財)プランインターナショナルジャパン理事長、緑の募金運営協議会委員、(公財)アジア人口・開発協会副理事長。
アフリカ協会副会長、日本赤十字社常任理事、(公財)ジョイセフ調査研究部長など多くの市民社会組織(CSOs)で経験を積む。一貫して、開発途上国の女性の健康推進、自立支援に携わっている。大阪大学で博士(人間科学)取得。

参加費・参加方法

お問い合わせ

担当:倉本(国際緑化推進センター)junki@jifpro.or.jp