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UPRの看板と酒田社長
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植樹後、地域住民との記念撮影
ユーピーアール株式会社は、1979年に設立され、パレットを通じ人々の生活を便利にすることを目指してパレットの設計、開発製造、販売、レンタル、リサイクル及び物流コンサルティングを手掛けるトータルパレットマネジメントカンパニーです。
木製パレットをインドネシアやマレーシアなど東南アジアから輸入しているユーピーアール株式会社は、その恵みに感謝し、その土地に再び木を植えることは、木材を利用する者としての責務だと考え、2007年より森林保全を目的とした植林活動を実施されています。
植林の対象となった土地は、住民による焼畑や過放牧で荒廃した土地や半乾燥地で沙漠化が進行する土地でした。これらの土地は、農地としての生産力が乏しく、貧困問題が深刻化していました。そのような土地を森林に戻すため、住民の理解と協力のもと、燃材や家畜飼料、農業資材として利用できるコミュニティフォレストを作りました。植林後には、住民の生計向上に加えて、周辺地下水の水位の上昇や防風・防砂としての役割が確認されるなど環境保全にも役立っています。
また、毎年現地で植樹祭を行い、実際に植林を行っている地元住民の方との交流も深めています。
プロジェクト概要
ラトケ・テトランカン・コミュニティ・フォレスト
プロジェクト対象地 | ミャンマー連邦共和国 マンダレー州ニャンウー地区ラトケ村・テトランカン村 |
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プロジェクト期間 | 2017年5月-2020年3月 |
プロジェクト目的 | 環境保全、地域住民の生活向上のためのコミュニティフォレストの造成 |
対象面積 | 72ha(うち一部) |
樹種 | アカシア・カテチュー(Acacia catechu)、ハミルトンチーク(Tectona hamiltoniana)、ユーカリカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis)、ステルクリアヴェルシコラル(Sterculia vescicolia) |
地図
これまでの取り組み
サバル保全林生物多様性保全・回復計画
プロジェクト対象地 | マレーシア国サラワク州サマハン県 |
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プロジェクト期間 | 2010年9月-2016年5月 |
プロジェクト目的 | 生物多様性保全のための森林生態系回復 |
対象面積 | 22ha |
樹種 | フタバガキ科(Dipterocarpaceae)等、郷土樹種 |
バニンガハン村友好の森Ⅱ
プロジェクト対象地 | インドネシア国西スマトラ州バニンガハン村 |
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プロジェクト期間 | 2007年6月~2010年5月 |
プロジェクト目的 | 住民によるコミュニティフォレストのモデル林の造成 |
対象面積 | 130ha(うち一部) |
樹種 | マホガニー、スリアン、キャンドルナッツ、コカ、グアバ等 |