トヨタ紡織環境の森
「インドネシア国立公園内の荒廃草地における森林回復」

植栽から5年が経過した植林地

トヨタ紡織関係者によるインドネシア熱帯山岳林植林体験ツアー

トヨタ紡織株式会社は、1918年に豊田佐吉氏によって設立された豊田紡織株式会社をルーツとする、大手自動車部品メーカーです。
「トヨタ紡織地球環境憲章」を策定し、環境先進企業として技術開発や製造工程の改善を進めると同時に、「自然共生社会活動」として、各地で森づくり活動に取り組んでいます。

国際緑化推進センターは、トヨタ紡織株式会社及びトヨタ紡織インドネシア社のご寄付により、インドネシア環境林業省及びムハマディア・マラン大学との共同で、インドネシアの東ジャワ州での植林活動を実施しました。 プロジェクトエリアは、ブロモ山という活火山を含む「ブロモ・テンゲル・セメル国立公園」です。

植林の対象となった場所は、標高2,500mの熱帯高地で、火山ガス及び火山灰、霜、並びに、周辺住民による薪炭材採取により森林の荒廃が問題となっていました。そこで植林を実施し、作業によって地域住民に現金収入の機会を提供するとともに、現地NGOが森林保全への理解と意識向上のための環境教育を実施したところ、住民による自主的な活動も芽生え始めました。

こうして、10年間で生まれた159haの森は、将来にわたって水源涵養や土砂流出防止、森林生態系の回復や地域住民の生活向上に役立っていくことが期待されます。

プロジェクト概要

プロジェクト対象地 インドネシア共和国東ジャワ州
プロジェクト期間 2006年7月~2016年3月
プロジェクト目的 水源涵養、土砂流出防備、森林生態系の回復および地域住民の生活向上
対象面積 159ha
植林樹種 郷土樹種(ヤマモクマオウ(Casuarina junghuhniana)、ミモザアカシア(Acacia decurrens)
関係機関 インドネシアトヨタ紡織、国立公園管理署、現地大学

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