植林地に設置された竹尾の看板

カバニの植林地(植林後4年)

カバニの植林地(植林後6年)

株式会社竹尾は、1899年創業の紙の専門商社です。一般印刷情報用紙に加えて、色や風合いの優れた高級特殊印刷用紙「ファインペーパー」を開発し販売されています。

株式会社竹尾及びグループ会社は 「地球環境の保全」が最重要課題の一つであることを認識し、持続可能な社会の構築に向けて組織の活動、製品及びサービスにより発生する地球環境への負荷を最小限とすることを目指し、継続的な取り組みを推進されています。
この環境活動の一環として、JIFPROへのご寄付を通して、2000年よりマレーシア、インドネシア、ミャンマーで植林活動を実施されています。

植林の対象となった土地は、住民による焼畑や過放牧で荒廃した土地や半乾燥地で沙漠化が進行する土地でした。これらの土地は、農地としての生産力が乏しく、貧困問題が深刻化していました。そのような土地を森林に戻すため、住民の理解と協力のもと、燃材や家畜飼料、農業資材として利用できるコミュニティフォレストを作りました。植林後には、住民の生計向上に加えて、周辺地下水の水位の上昇や防風・防砂としての役割が確認されるなど環境保全にも役立っています。

プロジェクト概要

ラトケ・テトランカン・コミュニティ・フォレスト

プロジェクト対象地 マンダレー州ニャンウー地区ラトケ村・テトランカン村
プロジェクト期間 2017年5月-2020年3月
プロジェクト目的 環境保全、地域住民の生活向上のためのコミュニティフォレストの造成
対象面積 72ha(うち一部)
樹種 アカシア・カテチュー(Acacia catechu)、ハミルトンチーク(Tectona hamiltoniana)、ユーカリカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis)、ステルクリアヴェルシコラル(Sterculia vescicolia
関係機関 ミャンマー連邦共和国天然資源環境省森林局、マンダレー管区森林局及びニャンウー郡森林局

地図

これまでの取り組み

チャウカンコミュニティフォレスト

プロジェクト対象地 ミャンマー連邦共和国マンダレー州バガン・ニャンウー地区チャウカン村、ジオ村、ユアターエ村
プロジェクト期間 2013年5月-2017年3月
プロジェクト目的 コミュニティフォレスト
対象面積 145ha(うち一部)
樹種 アセンヤクノキ(Acacia catechu)、タガヤサン(Senna siamea)、ビルマチーク(Tectona hamiltoniana)、ビルマネムノキ(lAbizia lebbeck)、ユーカリカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis var. camaldulensis)
関係機関

カバニコミュニティフォレスト

プロジェクト対象地 ミャンマー連邦共和国マンダレー州バガン・ニャンウー地区カバニ村
プロジェクト期間 2008年10月-2013年3月
プロジェクト目的 コミュニティフォレスト
対象面積 120ha(うち一部)
樹種 郷土樹種、ユーカリカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis .var camaldulensis
関係機関

シュエラン・ビユン・カサック村コミュニティフォレスト

プロジェクト対象地 ミャンマー連邦共和国マンダレー州バガン・ニャンウー地区シュエラン・ビユン・カサック村
プロジェクト期間 2005年4月-2008年3月
プロジェクト目的 コミュニティフォレスト、防風・防砂
対象面積 100ha(うち一部)
樹種 タガヤサン(Senna siamea)、アセンヤクノキ(Acacia catechu)、ビルマチーク(Tectona hamiltoniana)、カマバアカシア(Tectona hamiltoniana
関係機関

日本・インドネシア友好の森Ⅱ

プロジェクト対象地 インドネシア共和国西ヌサ・トゥンガラ州(ロンボク島)
プロジェクト期間 2002年10月-2006年9月
プロジェクト目的 水源涵養、森林生態系の回復、コミュニティフォレスト
対象面積 130ha(このうちの一部)
樹種 インドセンダン(Azadirachta indica)、タマリンド(Tamarindus indica)、ジャックフルーツ(Artocarpus heterophyllus)、カシューナッツ(Anacardium occidentale
関係機関

緑の支援の森

プロジェクト対象地 マレーシア サバ州 コタ・ベルド
プロジェクト期間 2000年11月-2001年10月
プロジェクト目的 コミュニティフォレスト
対象面積 10ha
樹種 チーク(Tectona grandis
関係機関

関連リンク

株式会社竹尾