村のリーダーとの協議
国立公園内の植栽予定地
一般財団法人日本森林林業振興会は、森林・林業の発展・山村の振興に貢献することを目的に1946年に設立され、これまで森林の各種調査、森林・林業に関する出版物の刊行、森林環境教育や森林生物の保護、木材等の森林資源の活用など幅広い取り組みを行ってきています。
日本森林林業振興会は公益目的事業として海外でも森林を造成しています。これまで、ベトナム社会主義共和国ラオカイ省で植林を実施してきましたが、このたび、新たにインドネシア国において、日本森林林業振興会とボゴール農科大学、国際緑化推進センターの3者協働で、西ジャワ州のグヌン・ハリムン・サラク国立公園内の荒廃地への植林を行い、土砂崩壊防止などの公益的機能の増進やアグロフォレストリーを通じた住民の生計向上を図ることとしています。
プロジェクト概要
インドネシア西ジャワ州ボゴール県ナングン郡における森林生態系の回復と地域社会の生計向上のための森林・土地再生プロジェクト
プロジェクト対象地 |
インドネシア共和国 西ジャワ州ボゴール県のグヌン・ハリムン・サラク国立公園内
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プロジェクト期間 |
2023年7月~2028年7月 |
プロジェクト目的 |
国立公園内の荒廃地に植林を行い、森林の土壌・水質保全機能の向上と気候変動の緩和、アグロフォレストリーの導入による地域コミュニティの生計向上を図る。 |
対象面積 |
120ha |
樹種 |
ラサマラ(Altingia excelsa), サニンテン(Castanopsis argentea),
サラム(Syzygium polyanthum), キナ(Chinchona sp.), アボカド(Persea americana), ジャックフルーツ(Artocarpus heterophyllus), カプラガ(Ammomum cardamomum), ライムオレンジ(Citrus xamblycarpa), ジュルックプルット(Citrus hystrix)
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関係機関 |
ボゴール農科大学環境森林学部、グヌン・ハリムン・サラク国立公園事務所 |
プロジェクト位置図
ベトナム北部高地における郷土樹種による森づくり事業
プロジェクト対象地 |
ベトナム社会主義共和国
- ラオカイ省バットハット県ティントゥォンコミューン
- ムオンフォン県タガイチョーコミューン
- バックハー県タイザンフォーコミューン及びタチャイコミューン
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プロジェクト期間 |
2017年4月~2023年12月 |
プロジェクト目的 |
郷土樹種、早生樹種、林冠下の非木材種によるパイロットモデル林の造成および地域住民、特に少数民族と貧困層の生活の改善と収入の増大 |
対象面積 |
139ha |
樹種 |
カントンアブラギリ(Vernicia montana)、インドマホガニー(Chukrasia tabularis)、センダン(Melia azedarach)、トウシキミ(Illicium verum)、ウドカズラ(Ampelopsis cantoniensis)、ヒマラヤカリン(Docynia indica) |
関係機関 |
ベトナム社会主義共和国農業地方開発省林業プロジェクト管理委員会、ラオカイ省農業地方開発局 |
クォンニン省とコミュニティの森
プロジェクト対象地 |
ベトナム社会主義共和国クォンニン省バチェ県、バンドン県
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プロジェクト期間 |
2009年11月~2016年12月 |
プロジェクト目的 |
二酸化炭素吸収による地球環境改善と水源涵養による住民の生活向上 |
対象面積 |
400ha |
樹種 |
アカシアマンギウム(Acacia mangium) |
関係機関 |
ベトナム社会主義共和国農業地方開発省林業プロジェクト管理委員会、クォンニン省農業地方開発局 |
地図