REDD 政策の課題と制度設計の方向性─吸収源 CDM 政策の教訓から
抜粋
本稿では,まず森林を対象とする気候変動緩和政策(以下,気候変動政策)である吸収源 CDM 政策の評価と課題を環境ガバナンスの視点から再検討し,現行ルールにおける吸収源 CDM の実施・推進の限界を説明する。つぎに同じ森林を対象とする気候変動政策であるREDD政策の課題及び制度設計のあり方について考察,提言する。
要約
気候変動政策であるCDMの評価を行った後,REDD政策の課題について,事業展開や国際協力の観点から述べている (SDGs 13,15,17).