台湾におけるスギ林とモウソウチク林の水文研究サイトから─台湾大学実験林に残る日本風─

抜粋
本報告では,筆者らが台湾大学実験林内で実施している試験研究の一部を紹介したい。また,その経験を通じて考えた,日本とアジアの国々との協働研究の今後のあり方についての私見を述べたいと思う。
要約
前半部分では,台湾大学演習林の歴史,中盤では研究について記述しており,モウソウチク林の炭素蓄積能力について記述している (SDGs 13).後半には,日本が今後の国際共同研究にどのようにかかわっていくのかについての意見を提示している (SDGs 17)