特定非営利活動法人 サヘルの森

団体概要

  • 設立
    1987年設立、1999年法人格取得
  • 代表者
    坂場 光雄
  • 連絡先
    194-0013 東京都町田市原町田1-2-3アーベイン平本403 (株)エコプラン内
    TEL 042-721-1601
    E-mail sahel-no-mori@jca.apc.org
    URL http://www.jca.apc.org/sahel-no-mori/
  • 背景と活動目的
    サヘル地域の人々と共に、食糧自給と地域社会の復興のためのプロジェクトを実施し、砂漠化をくい止め押し戻すことによって地域住民の福祉と地球環境の保全・自然生態系の復元を目指します。

森林分野における主たる活動テーマ

  • 沙漠化防止・緑化
  • 住民生計向上
  • 里山の再生と利用・管理

活動対象国

マリ共和国

これまでの植林への取組状況

最近の植林プロジェクト紹介

地域住民によるアフリカの里山の再生
対象国・地域 マリ共和国クリコロ州カティ県・コロカニ県・ジョイラ県・セグー州バラウェリ県・モプチ州モプチ県・バンカス県
事業実施期間 2009年 – (継続中)
CP機関 各地域苗畑・各小学校及び学校運営委員会・各村落コミュニティー
プロジェクトのハナシ 村や小学校に直接赴いて苗木を配布し、住民自身が思い思いの場所に植えて自由に使える小さな林を育成するとともに、里山再生のための植林技術の開発を行う。
【独特な技術】

  1. アリ塚植林:年間を通じて水分条件と養分条件の良いアリ塚に植栽します。
  2. 草本盛土処理:植林樹の根元に枯草と盛土を施し、土壌水分の保持や雨水等の浸透を促進して生育を助けます。

自分の手で育てた樹木を使用することで無駄遣いがなくなり、従来里山から切り出していた材の使用が軽減され、里山の回復が図られます。保育の成果もあって、地方都市から商人が材を買い付けにくるまでになりました。
 

植林規模 65,700本 
植栽樹種 ユーカリ32,200 本 Eucalyptus camaldulensis Dehnh.(フトモモ科)
バオバブ 13,000 本 Adansonia digitata L. (パンヤ科)
シャカトウ 3,500 本 Annona squamosa L. (バンレイシ科)
カシューナットノキ 2,600 本 Anacardium occidentale L. (ウルシ科)
グアバ 1,900 本 Psidium guajava L. (フトモモ科) 
その他 緑の募金公募事業(公益社団法人 国土緑化推進機構)、公益信託地球環境日本基金(三井住友信託銀行)、環境活動助成(公益財団法人イオン環境財団)
篤農家(里山再生実践者)研修と里山再生モデルの実践
対象国・地域 マリ共和国・ファナ地域
事業実施期間 2016年 – (継続中)
CP機関 地域苗畑
プロジェクトのハナシ これまでの活動の中で出会った「篤農家」といえる住民を先進的な地域苗畑などに連れていき、地域苗畑主との交流、育苗・植林技術・土地利用の方法など里山再生に必要な研修を行います。研修後は、それぞれの土地(休耕地、林地など)で、その土地にあった里山再生の手法を探り、苗木の育苗・植樹を進めてもらいます。その際には既存の灌木や切り株などを可能な限り残し、その周辺で育苗・植樹をすることで、双方の生育を促し、里山全体の再生を目指します。
植林規模 1,700本
植栽樹種 ユーカリ660本 Eucalyptus camaldulensis Dehnh.(フトモモ科)
アカシア・セネガル 510本 Acacia senegal Willd. (マメ科)
カイセドラ 210 本 Khaya senegalennsis (Desr.) A. Juss. ( センダン科)
カシューナットノキ 140 本 Anacardium occidentale L. (ウルシ科)
その他 環境活動助成(公益財団法人イオン環境財団)ほか