ジャワ島における木材加工企業を中心とした住民林業経営確立への試み
抜粋
本稿では,ジャワ・マドゥラ島(以下,ジャワ島)で提携私有林を展開しているビネアタマ・カヨネ・レスタリ・グループ(以下,BKLグループ)を事例に,提携私有林の実態,および提携私有林と同じ仕組みで実施された政府のプログラムである提携私有林創出模範プログラムの概要を紹介する。
要約
ジャワ島における,木材調達の現状を示しながら,生産者である住民の貧困対策の課題(SDGs 1)や,サプライチェーンにおける課題(SDGs 12)を記しており,持続的な森林経営に向けた改善の余地を提示している(SDGs 17).