虫害

虫害に接し防除対策を立てるためには、まず、その原因になっている害虫の名前を調べる必要がある。そしてその害虫の名前から生態の概要を知り、最も適切かつ実行可能な防除対策を講ずることになる。しかしながら、樹木の種類は多く、その害虫の種類も多様であり、分類上、広範囲な目(シロアリ目、カメムシ目、アザミウマ目、コウチュウ目、ハエ目、及びチョウ目等)に及んでいる。

昆虫の種類の同定は、一般的に外部形態による。ただし、昆虫の種類が多いことに加えて、形態学的及び分類学的に高度の知識を必要とするので、不慣れな人にとって昆虫の同定は容易なことではない。さらに、熱帯地域の昆虫類は美麗大形見虫類を除き十分知られていないのが実情である。

そこで、樹木の害虫の同定には①加害様式、②被害形態、及び③加害樹種を用いることができる。樹木害虫は、その加害様式から、以下の通りグループ分けされる。

  • ・食葉性害虫
  • ・穿孔性害虫
  • ・吸収(汁)性害虫
  • ・虫こぶ(虫えい)形成害虫
  • ・種子・球果害虫
  • ・食根性害虫
  • ・湿材性害虫(臼蟻)
マホガニー樹木新梢内のシュートボーラー(Hypsipyla robusta)幼虫(体長約3cm)

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