マイテュー白炭のビジネスモデルの概要
ラオスにおける持続的な白炭生産のビジネスモデル
- 現状
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中国の白炭輸出禁止措置により日本での白炭の需給はタイトとなっており、ラオス等東南アジアからの白炭輸入が増大している。ラオスでは対日輸出の8%(金額ベース)を占め、木炭が重要な輸出産品となっているが、木炭ビジネスが加熱し、一部地域では原木不足のため白炭生産を休止せざるを得ない状況となっている。
- 課題
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ラオスにおいては、製炭原木となるマイテュー(オトギリソウ科オハグロノキ属)の資源賦存状況は把握されておらず、持続的は白炭生産を行っていくための原木確保対策が講じられていない。また白炭生産の関係者(原木供給者、製炭業者、関係行政機関及び買付事業者)が持続的な白炭生産に関する知識や情報を共有できておらず、関係者全体としての一致した取組がなされていない。
- 解決案
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マイテューは、焼畑休閑地で旺盛に萌芽等による更新が可能であり、焼畑システムと組み合わせたマイテュー育成策が効果が高いと考えられる。白炭生産関係者が「持続可能な白炭生産のための連絡協議会(仮称)」等の体制づくりを行い、原木の主たる供給者である農民への働きかけ及び支援策を検討していくことが望ましい。
- 波及効果
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焼畑システムの休閑地において森林が育成され、原木販売収入により農民の生計向上に寄与する。
- 詳細
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ビジネスモデルの詳細については、下記リンクからご覧ください。