ワイエルフォレスト株式会社

基礎情報

業種森林整備・保全・維持管理、植林、排出権取引に関する事業など
企業規模資本金7000万円
事業活動と植林の関係事業活動
活動地域インドネシア

植林活動実施の背景・目標

  • ワイエルフォレスト株式会社の前身(旧社名)山本木材産業株式会社は、海外から原木輸入を行う会社であったが、創業者が「森は文明の前にあった。砂漠はその後にやってくる。」という一節に出会い、森林伐採による天然資源の枯渇や世界的な環境・気候変動の問題を深く憂慮し、木材事業廃業・会社休眠。模索すること10年後、自然環境への感謝の気持ちを形にしたいとの思いから、社名改め会社を再始動し、インドネシア共和国にてマングローブ植林・保全事業を開始。
  • 「文明の後にも森が残る」未来を子供たちに残すために、木を植え 林を育て 森を作る。ワイエルフォレスト株式会社は、そのきっかけや仕組み作りを行い、すべての人が植林や環境保護に参加できるような事業を目指している。

植林活動について

植林活動の内容

プロジェクト企業の森づくり
対象地インドネシア 西ヌサ・テンガラ州など
植林地タイプ養殖池跡地または生産性が低下した養殖池
活動規模企業との契約による
活動内容シルボフィッシャリー(「Silviculture(造林)」と「Fishery(漁業)」を組み合わせた手法)によるマングローブ植林、住民参加型の森林管理、環境教育
活動スキーム企業と業務委託契約を結びシルボフィッシャリーによる植林を実施

現地の実施体制

現地の様子

社内の実施体制

担当部署

森林保全活動や植林活動を主たる事業としているため、全社的に取り組み

位置づけ

主たる事業として実施している

植林活動に関連するこれまでのあゆみ

  • 1970年:山本木材産業株式会社設立。輸入木材業を開始。
  • 1994年:輸入木材業を廃業し、山本木材産業を休眠。
  • 2004年:旧社名山本木材産業株式会社から株式会社ワイエルインベストに改め、マングローブ植林事業を志向し活動を開始
  • 2006年:インドネシアに現地法人PT. Yamamoto Asriを設立
  • 2006年~:リアウ諸島州バタム市、南スマトラ州オーガン・コムリン・イリル(OKI)県、南スマトラ州バニュアシン県、バンカ・ブリトゥン諸島州中央バンカ県などで現地政府と植林に関する覚書を締結し植林事業を開始
  • 2009年~:シドアルジョ海洋水産学校とシルボフィッシャリーの共同研究を実施
  • 2013年:PT.Tiara Asia Permaiと協働契約を締結し、南スマトラ州にてREDD+事業許可を取得
  • 2022年~:インドネシア海洋水産省研究人材庁と「シルボフィッシャリーの普及・拡大に向けた協力協定」を締結

社外向け活動

植林活動の成果の視える化の状況

媒体
自社Webサイト自社ウェブサイトにてマングローブの生育状況や各プロジェクトの進捗状況・報告書などを公開している
活動報告書企業の森づくりの活動報告書を各企業が自社の植林活動の成果として活用

成果・その他の情報

  • インドネシア国内で初めて、REDD+事業を実施するための「保護林における環境サービス利用事業許可(IUPJL-HL)」を取得。
  • 平成23年度より4年間、経済産業省のREDD+事業の実現可能性調査(FS)業務を受託実施。
  • インドネシア共和国海洋水産省海洋水産研究人材庁とシルボ-フィッシャリーの普及・拡大に向けた協力協定を締結。
  • 学校や企業・団体に向けた講演活動や研修ツアーを実施。