リコーグループ
基礎情報
業種 | メーカー(複合機・カメラ・ネットワーク関連機器などデジタルサービス・デジタルプロダクツ) |
企業規模 | (2023年3月31日現在):資本金 1,353億円、連結従業員数数 81,017名 |
事業活動と植林の関係 | 事業活動外 |
活動地域 | インドネシア、フィリピンなど(本サイトではインドネシアでの活動を紹介) |
植林活動実施の背景・目標
- リコーでは2016年ころからSDGsへの積極的な取り組みを進めてきており、経済(Prosperity)、社会(People)、地球環境(Planet)の 3つのPのバランスが保たれている社会「Three Ps Balance」の実現に向けた取組みをマテリアリティ(企業が取り組む重要社会課題)としている。
- 生物多様性保全・気候変動対策・地域コミュニティの持続的発展のために、2030年までに「守る」「増やす」の両面で活動する「100万本未来の森プロジェクト」を推進し、国内外で森づくりに取り組む。
植林活動について
植林活動の内容
プロジェクト | リコー ビンタンの森 |
対象地 | インドネシア リアウ諸島州ビンタン島 |
植林地タイプ | 土地を所有する住民とパートナーであるワイエルフォレスト株式会社が提携 |
活動期間 | 2020年~(継続中) |
活動規模 | 217,021本(2024年2月時点) |
活動内容 | 植林と水産養殖業を組み合わせて行うマングローブのシルボフィッシャリー形式での植林 |
活動スキーム | 『100万本未来の森プロジェクト』の一環。対象の複合機1台の導入に対してマングローブを1本植林する事業活動と連携した取り組み。 |
現地の実施体制
パートナー | ワイエルフォレスト株式会社 |
現地の様子
社内の実施体制
担当部署
リコーグループとしての「100万本未来の森プロジェクト」株式会社リコーが主管し、株式会社リコー ESG戦略部が主に担当。
「リコー ビンタンの森」のプロジェクトでは、株式会社リコーとリコージャパンが連携して実施。
位置づけ
『100万本未来の森プロジェクト』に取り組む。また、対象製品やサービスを顧客が導入するごとにその実績に合わせて植林を実施するプログラムを開始。事業活動とSDGsを一体化して展開している。
財源
植林活動をはじめとする森林保全活動全体としては寄付・社会貢献活動のための資金を活用するが、個別のプロジェクトごとに事業活動の一環としても取り組み
植林活動に関連するこれまでのあゆみ
- 1999年:森林資源の重要性に着目し、森林保全プロジェクトを開始。生物多様性保全や地域住民便益に主眼をおき、持続的森林管理を目指す。
- 2000~2010年代:スリランカ、フィリピン、マレーシア、中国、ガーナ、ブラジル、ロシア、メキシコなど世界10か国14か所で森林保全プロジェクトを実施。
- 2017年:マテリアリティ発表
- 2018年:SDGsに対するコミットメントを発表。SDGs関連の社内取り組みをスタート
- 2020年:事業活動と一体化したマングローブ植林開始
社内での周知や意識醸成
- 2018年頃からSDGs強化月間やSDGsキーパーソンなどの取り組みを通じて社内でのSDGsに向けた取り組みを強化
- 各グループ企業の森林保全等の取り組みを紹介・奨励したり、世界のグループ企業の取り組みを集計して広報したりとグループ全体での取り組みを促進
- 国内の森林での社員ボランティアの実施
- 社内アンケートなどで、リコーの活動についてのエンゲージメント向上を確認
社外向け活動
植林活動の視える化の状況
媒体・イニシアティブ | 視える化状況 |
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自社Webぺージ | サステナビリティの環境に関する取り組みとして報告 |
サステナビリティレポート | 主に脱炭素社会実現への取り組みとして紹介 |
ESGデータブック | 生物多様性保全と社会貢献の指標の一つとして、100万本未来の森プロジェクトの植林本数を活用 |
CDPレポート(気候変動) | C4.2cやC12.1bにマングローブ植林についての記載 |
TCFD | 森林資源減少のリスクへの対応や、2050年段階での残余分の中和に向けた対応として記載 |
成果・その他の情報
- 協賛するプロゴルフ大会と連携した植林支援プログラムも実施
- CDPレポート気候変動では3年連続でA評価を取得。
- SBTイニシアティブによる「1.5°C目標」の認定を取得(このニュースリリースの中でも100万本未来の森を紹介)
- 日本経済新聞社が格付けする「SDGs経営調査」において4年連続で5つ星を獲得。
- お客様にも植林活動などリコーのサステナビリティへの取り組みを理解いただき、活動に参加してもらったり独自に植林活動を立ち上げたりといった「巻き込み」を通じて、植林して終わりではなく外部に向けて活動を広げていく。