ダイキン工業株式会社

基礎情報

業種メーカー(空調・冷凍機、化学、油機、特機、電子システム)
企業規模資本金 850億3243万6655円、従業員数(2022年3月31日現在)連結 88,698名 単独 7,652名
事業活動と植林の関係事業活動外
活動地域インドネシア、カンボジア、中国、インド、リベリア、ブラジル、日本(ここではインドネシアでの活動を紹介)
関連するイニシアティブTCFDへの加盟、CDPレポートへの回答など(植林活動に関係なく、企業として参画しているものを含む)
https://www.daikin.co.jp/csr/engagement/goverments

植林活動実施の背景・目標

  • ダイキンの主力事業であるエアコンは環境影響が大きい製品であり、事業の成長と環境課題解決の両立を目指し温室効果ガス排出削減に積極的に取り組んできた。
  • CO2排出の大きな要因となっている途上国における森林劣化・減少を防止し、地域住民の生活向上や生物多様性保全を通じて、持続可能な森林保全を目指す。

植林活動について

植林活動の内容

プロジェクト『“空気をはぐくむ森”プロジェクト』 インドネシア
対象地インドネシア 西ジャワ州 グヌングデ・パングランゴ国立公園
植林地タイプ国立公園周辺のバッファゾーンへの植林
活動期間2008年~(継続中)
活動規模300haに12万本以上の植樹
活動内容荒廃地への森林再生(住民参加型)、アグロフォレストリーや水力発電支援などによる住民生計向上、環境教育、生物多様性モニタリング
活動スキーム世界7か国で実施している『“空気をはぐくむ森”プロジェクト』の一環。

現地の実施体制

協力団体コンサベーション・インターナショナル(CI)

その他、現地NGO、インドネシア林業省(現環境林業省)、地方政府

社内の実施体制

担当部署

本社CSR・地球環境センター/現地拠点のダイキン担当者

位置づけ

創業90周年記念環境社会貢献プロジェクトとして『“空気をはぐくむ森”プロジェクト』を開始。国際NGOと連携し、森林保全を通じて社会課題の解決を目指す。寄付だけでなく、国内外のグループ従業員のボランティア派遣や、環境教育を実施。全国の小学校へプロジェクトを題材とした教材の無償提供・講師派遣を行っている。

財源

ダイキン工業からの寄付

植林実施までの経緯

  • 2008年:インドネシアでコンサベーション・インターナショナル(CI)と連携し、植林開始。当初から、単に植えるだけではなく、地域住民の生計や生物多様性への配慮による持続的な活動を行うCIの取り組みに共感
  • 2011年:知床財団・斜里町・羅臼町と連携し、北海道・知床でも活動を開始
  • 2014年~:『“空気をはぐくむ森”プロジェクト』としてインドネシア・知床を含む世界7カ所で森林再生活動を開始

社外向け活動

植林活動の視える化の状況

媒体・イニシアティブ視える化状況
自社WebぺージCSR・環境に関する取り組みとして報告
サステナビリティレポート主に生物多様性への取り組みとして紹介

成果・その他の情報

  • 「空気」とかかわる企業であることから、地球全体の大気・気候のことを考え地域住民とともに持続的な未来を目指すという企業姿勢を発信
  • ダイキンエアコン森林再生プロジェクト|ダイキン工業株式会社 (daikin.co.jp)
  • 2018年にはインドネシアでプロジェクト10周年イベントを開催。継続的な支援による持続的な森林再生・地域への貢献を評価され、インドネシア政府環境林業省から感謝状を受ける。
  • WEBサイトではプロジェクト地域の人やNGO、現地法人スタッフなどの生の声を紹介して活動の意義を発信。
  • ダイキン工業株式会社の森林再生プロジェクト『Re:エアコンプロジェクト』のウェブサイトが、平成24年度「環境goo大賞」(主催:NTTレゾナント株式会社)において、生物多様性賞を受賞