トヨタ紡織株式会社

基礎情報

業種自動車内装システム、内装部品その他自動車関連部品、繊維関連製品の製造・販売
企業規模資本金     84億円、社員数(2023年3月31日現在)44,581名(除、臨時社員)
事業活動と植林の関係事業活動外
活動地域インドネシア、ベトナム、中国、ブラジル、日本 等

植林活動実施の背景・目標

  • トヨタ紡織グループは「地球環境保護を重視した企業活動の推進」を基本理念としており、それに基づき「地球環境憲章」や「生物多様性基本方針」を策定している。
  • 2011年に策定した「生物多様性基本方針」の中では、行動指針の一つとして「グローバルでの森づくりなど生物多様性を育む社会づくりへの貢献」を設定。
  • 環境問題に長期的な視野を持ち、より高いレベルに挑戦するため2016年「205年環境ビジョン」を策定。この中で、2050年までに植樹本数の累計132万本を目指すことを盛り込む。

植林活動について

植林活動の内容

プロジェクト環境保護と飛砂防止のための植林
対象地 ベトナム フエ省
植林地タイプ国有地
活動期間2019年~2026年(予定)
活動規模35ha
活動内容早生樹種の植林による、飛砂防止、土壌保全などの環境改善。モニタリングと保育にも力を入れる。
活動スキームJIFPROへの寄付を通じての植林プロジェクト形成

現地の実施体制

協力団体JIFPRO、ベトナム政府、フエ省農業農村開発局

社内の実施体制

担当部署

総務部 総務室 社会貢献・スポーツ推進グループ

位置づけ

2050年環境ビジョンとして掲げた6つの環境目標のうちの一つとして生物多様性危機に対する取り組みを設定。世界で累計132万本の森づくりを目指す。

財源

環境活動についてはマテリアリティとして予算を確保し、グループ企業にも協力を呼び掛けて寄付。保全活動など職員のボランティアによる活動も実施。

社内での取り組み経緯

  • 2004年:「地球環境憲章」を制定(2011年改訂)
  • 2006年:インドネシアとタイで、現地法人を中心として「環境の森」造成を開始
    日本でもこの時期から工場内緑化や周辺地域の植林・森林整備に取り組む
  • 2011年:「生物多様性基本方針」の策定
  • 2016年:「2050年環境ビジョン」の策定
    植林活動の範囲をよりグローバルに拡大することを目指す
  • 植林ツアーを実施するなど社員にも当事者意識を醸成し、エンゲージメントの向上を図る。
  • 2020年:「2025年環境取り組みプラン」策定

社外向け活動

植林活動の視える化の状況

媒体・イニシアティブ情報公開状況
CDPレポートCDP森林ならびに気候変動でベトナムなどでの植林活動・森づくり活動に言及
自社Webぺージ一般向け「サステナビリティ」の項目と、投資家向け「非財務情報/サステナビリティ」の項目で植林への取り組みを紹介
統合報告書植林本数をESG KPIの一つとして設定
サステナビリティレポート「2050年環境ビジョン」及び「2025年環境取り組みプラン」(後述)の達成状況などを記載

成果・その他の情報

  • 企業として全てのステークホルダーへの利益還元の想いから、地域や社会全体への貢献の一環として環境保全に取り組む。
  • マテリアリティ(企業の重要課題)として5つの課題を設定しており、その3つ目である「取引先とともに「ものづくり」の革新を図り、環境負荷のミニマム化を実現する」に関するKPIとして植樹本数を設定。
  • 2020年11月に「2025年環境取り組みプラン」を発表。この中で「生物多様性危機」への取り組みとして、トヨタ紡織グループとして5年間で14万本の植林を目標に設定。
  • 中国内モンゴルで実施している森づくり活動について、中国国家林業局より 「生態中国貢献賞」(2018年)を、中国緑化基金会より 「ベスト貢献企業賞」(2019年)を、「2021金蜜蜂企業社会的責任‧中国企業賞表彰式」では「生態文明企業賞」(2021年)を受賞。
  • 大和インベスター・リレーションズ株式会社による「2022年インターネットIR表彰」で、優良賞およびサステナビリティ部門優秀賞に初めて選定。
  • (株)日本政策投資銀行(DBJ)による評定で「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を取得。
  • トヨタ紡織は、植林以外にも保全活動や外来種駆除など幅広い環境活動を実施されています。詳細はトヨタ紡織ウェブサイトをご覧ください。(https://www.toyota-boshoku.com/jp/sustainability/environment/challenge/tree/