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よい苗木とは

2020年12月21日

キーワード

ポット苗、育苗、苗畑、ハードニング、苗木の生理

どんな記事?

植林は、苗畑で手をかけて育てた苗木を現場の厳しい環境に植え替える作業です。大きくてみずみずしい苗木は、意外に植え替えに弱いものです。植林時、苗はいったん水や養分の吸収が停止し、新しい根が植栽地の土壌に伸びてようやく独り立ちできるのです。では、どのような苗が理想的なのでしょう。

元国際緑化推進センターの森徳典氏の解説によると、健全な苗木は、茎が太くて硬い、葉は乾いた硬い感じ、ポット内の土壌が根で覆われて土塊が崩れない、根がとぐろを巻いたりしていない、などの外見をもつものです。この記事では、そのような苗をつくる方法を解説しています。特に、植栽の1~3か月前から、しだいに水やりを減らしたり、直射日光に慣らしたりしていくハードニングの意義について、生理学的な観点から解説されています。また、根がポットの底で巻いたり、ポット外への伸長することを防ぐ方法など、細かな育苗上の注意事項も記載されています。

植林の成功のコツは、良い苗木づくりや良い苗木の調達からです。科学的な知識に基づいた苗木の見方、苗木の作り方がまとめられていますので、ご一読をお勧めします。

紹介記事

海外植林の豆知識 (5) 健全な苗木
森徳典(2015)海外の森林と林業 92: 64–66

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