保育ブロック苗@ウズベキスタン By 応用地質
保育ブロック苗試験について
2020年06月01日
試験地の概況
現在、中央アジアのウズベキスタンにおいて、気象・土壌が異なる3地区(ヌクス2地区、アングレン1地区)で実証試験を行っています。
ウズベキスタン政府も積極的に環境対策を行っていますが、大陸性の寒暖差の激しい気候、少ない降水量等の課題があり、効果的な緑化技術を模索しています。
ヌクスの状況
2017年6月の現地立地環境調査(土壌、自生植物の根系調査ほか)を経て、10月に保育ブロックを作製し、2018年10月に植栽しました。
苗は保育ブロック苗のほか、ポット苗等を用いており、苗の活着、樹高に加え、土壌水分も連続観測しています。2020年は、新型コロナウイルス感染症COVID-19の影響で渡航できませんでしたが、タシケント農業大学ヌクス分校やウズベキスタン国家林業委員会の協力を得て、モニタリング調査を継続しています。
アングレンの状況
2018年9月,2019年9月に、現地の立地環境調査(土壌ほか)を行い、2019年10月に植栽しました。保育ブロック苗は、約70km離れたタシケント市内のウズベキスタン林業科学研究所で育苗したものを使いました。
苗は保育ブロック苗、ポット苗を用いており、土壌水分も連続観測しています。
2020年は渡航できませんでしたが、アングレンもウズベキスタン国家林業委員会の協力のもと、モニタリング調査を継続しています。