団体名: |
内モンゴル沙漠化防止植林の会 |
団体属性: |
任意団体 |
代表者: |
ボリジギン・セルゲレン |
設立:2000年5月7日 |
連絡先: |
〒 289-3185 |
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千葉県匝瑳市堀川 495-17 |
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TEL: 0479-67-5112 |
FAX: 0479-67-5112 |
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E-mail: sergelen21@gmail.com |
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ホームページ: http://www2.neweb.ne.jp/wd/sergelen/desert.html |
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特記事項: |
本会は中国内モンゴル・ホルチン沙漠において,誰でも気軽に参加 |
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できる地球温暖化等異常気象防止のための活動「砂漠化防止植林」 |
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に取り組んでいます。実施にあたっては,環境意識の昂揚とあわせ |
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て生活文化の相互理解を深めるため,現地住民や地元中・高校生の |
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参加を得て実施しています。 |
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海外での植林実績: |
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1 |
事業名 |
現地中学校校内緑化・環境教育支援事業 |
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対象国 |
中華人民共和国 |
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対象地域名 |
内モンゴル自治区ナイマン旗 |
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目的 |
次世代を担う子供たちに沙漠化に対する知識を与え,実際に植林活動を行い,その後の管理を行うことで総合的な環境教育を実践することを目的とする。 |
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特色 |
校内に植樹を行い,荒涼たる校内の美化を図るとともに,授業の一環として植樹に取り組む。日本からの協力隊とともに植林活動や交流を行う。 |
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備考 |
国土緑化推進機構の緑の募金公募事業(蒙古族中学校,第五中学校ならびにホンゴルタラー蒙古族中学校),イオン環境財団支援事業(勝利中学校)の支援により実施。 |
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主な植栽樹種 |
ポプラ,マツ |
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全体計画(計画及び実績) |
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実施期間 |
2001年9月〜2002年5月(ナイマン旗蒙古族中学校) |
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2002年11月〜2003年10月(ナイマン旗勝利中学校) |
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2004年9月〜2005年8月(ナイマン旗第五中学校) |
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2005年9月〜2006年8月(ナイマン旗ホンゴルタラー蒙古族中学校) |
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面積(本数) |
マツ380本(ナイマン旗蒙古族中学校) |
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ポプラ22,000本(ナイマン旗勝利中学校) |
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ポプラ1,000本,1,600u(草の種)(ナイマン旗第五中学校) |
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ポプラ,マツ(ナイマン旗ホンゴルタラー蒙古族中学校) |
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各年毎実績(面積,本数) |
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2001年 9月 |
蒙古族中学校校内への学生との共同植林 (マツ (5〜6年生,80本)) |
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2002年 5月 |
蒙古族中学校校内への学生との共同植林 (マツ (5〜6年生,300本)),井戸掘削 |
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2002年11月 |
勝利中学校郊外の沙地に柵の設置,井戸掘削 |
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2003年 4月 |
勝利中学校でのポプラ植林 |
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2004年10月 |
第五中学校での草方格作成,ハラガナ播種 |
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2005年 4月 |
第五中学校でのポプラ植林 |
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2005年 9月 |
ホンゴルタラー蒙古族中学校の植林地整備 |
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2006年 4月 |
ホンゴルタラー蒙古族中学校でのマツ,ポプラ植林 |
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2 |
事業名 |
通遼市蒙古族中学校における校内緑化・防音林造成支援事業 |
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対象国 |
中華人民共和国 |
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対象地域名 |
内モンゴル自治区通遼市 |
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目的 |
通遼市蒙古族中学校では,2001,2002年に大規模な公社・食堂の改築を行ったが,その際従来あった大通りに面する南側の防音林が切り倒され,交通の騒音が授業の妨げとなっていた。そのため,この事業で防音林の造成を行い,学習環境の改善を図った。 |
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特色 |
この学校の南側には,通遼市最大の幹線道路が走っている。そこを中心に高さ2〜3メートルのマツ
670本を植栽。その後の水遣り等の管理は学生たちが行い,緑化の大切さや環境保全の大切さへの認識を深めてもらった。 |
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備考 |
緑の募金公募事業の支援により実施した。苗木の提供,運搬,植樹は基本的に業者と通遼市林業局が共同で行った。2004年夏の当会代表の訪問時に活着率が100%であることを確認した。 |
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主な植栽樹種 |
松(2〜3メートル)670本 |
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全体計画(計画及び実績) |
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実施期間 |
2002年10月〜2003年11月 |
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面積(本数) |
0.6ヘクタール(ポプラ (大)
400本,(小) 600本) |
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3 |
事業名 |
現地中学校自立支援事業 |
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対象国 |
中華人民共和国 |
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対象地域名 |
内モンゴル自治区ナイマン旗 |
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目的 |
現地の中学校では,集団で寄宿生活をしながら学校へ通い長期の休みに家に帰るというのが一般的だが,授業料や寮生活に必要な経費を支払えず学校に行けなくなる子供もいる。また,学校自身も電気代を払えずに電気を止められるといったこともしばしば起きている。そこで,中学校郊外に植林地を造成,5年後に成長したポプラを地元の製紙工場へ出荷,学校の運営に充てることとした。 |
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特色 |
植林地の造成,植林後のポプラへの水遣り等の管理に中学生に携わってもらい,身近に環境対策活動に参加し,実践してもらう。 |
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備考 |
ナイマン旗内の2校で実施。ゴルバンファ中学校へは,2001年夏,2002年春に派遣した植林協力隊とともに校内への植林,郊外への植林地造成を行った。トゥレンタラ中学校での事業は緑の募金公募事業の支援を受けて実施。現地政府が土地を提供,中学校が主体となり植林を実施した。 |
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主な植栽樹種 |
松,ポプラ |
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全体計画(計画及び実績) |
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実施期間 |
2001年8月〜2002年5月(ゴルバンファ中学校) |
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2002年9月1日〜2003年5月31日(トゥレンタラ中学校) |
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面積(本数) |
松 200本,ポプラ
11,000本(ゴルバンファ中学校) |
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ポプラ 12,000本(トゥレンタラ中学校) |
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各年毎実績(面積,本数) |
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2001年 |
ゴルバンファ中学校内の植林(松の苗
(5〜6年生) 200本) |
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2002年 |
ゴルバンファ中学校内近郊の沙地への経済林造成整備
(柵の設置 |
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4,000m,井戸の掘削 1本,ポプラの植林 11,000本) |
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4 |
事業名 |
内モンゴル自治区ナイマン旗ホルチン沙漠における共生モデル農林の基盤整備事業 |
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対象国 |
中華人民共和国 |
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対象地域名 |
内モンゴル自治区ナイマン旗バフベリム・ソム |
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目的 |
沙漠化防止のための植林 |
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特色 |
現地牧民と日本から派遣した植林協力隊との共同作業により実施 |
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備考 |
一部をイオン環境財団からの支援を受けて実施 |
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主な植栽樹種 |
ポプラ,松の植林,ハラガナ(草本)の播種,草方格造成 |
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全体計画(計画及び実績) |
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実施期間 |
2000年11月〜2002年4月 |
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面積(本数) |
200ヘクタール |
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各年毎実績(面積,本数) |
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2000年 5月 |
40ヘクタール(植林地造成,ポプラ,松,砂棘の植栽) |
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2000年 8月 |
松(2〜3年生,300本)の植栽,井戸の掘削・設置 |
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2000年11月 |
草方格 1.3haの造成,苗木管理 |
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2001年 4月 |
ポプラ(1年生,1万本),松(1〜2年生,300本)の植栽 |
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井戸の掘削・設置 |
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2001年 9月 |
松(1〜2年生,100本)の植栽 |
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5 |
事業名 |
ホルチン沙地における生態圏家族支援事業 |
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対象国 |
中華人民共和国 |
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対象地域名 |
内モンゴル自治区ナイマン旗バフベリフ・ソム,ゴルバンファソム・バランタラガチャ村 |
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目的 |
地元住民の中には,その必要性は理解していても,沙漠化を防止する為の植林に対し積極的な活動ができる人は決して多くはない。それよりも先ず自分の家族の生活を少しでも向上させることが目前の問題だからである(農耕と定住放牧が一般的な生活だが,開墾と過放牧は沙漠化への第一歩である)。植林活動と彼らの生活向上は全く切り離されたものではないということを,目に見える形で,また,彼らに経済的な負担をかけない形で実現していくためにこの事業を行った。 |
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特色 |
生態圏家族支援事業は,現地政府と連携し地域住民の沙漠化防止植林を支援する事業である。支援対象は現地住民であり,政府は日本側の支援を円滑に行うため,現地住民に沙地を無料で提供する。実際に植林・管理を行うのは住民で,この事業によって生み出された森林の所有権は30年間その土地を管理した住民のものとなる。 |
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備考 |
バフベリフ・ソムの事業は国際ボランティア貯金の支援を受けて実施。ゴルバンファソム・バランタラガチャ村の事業は財団法人
イオン環境財団からの支援を受けて実施。 |
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主な植栽樹種 |
ポプラ |
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全体計画(計画及び実績) |
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実施期間 |
2002年8月〜2003年5月(バフベリム・ソム) |
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2003年11月〜2004年10月(ゴルバンファソム・バランタラガチャ村) |
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面積(本数) |
対象家族12家族,ポプラ
133,750本の植栽(バフベリム・ソム) |
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対象家族6家族(ゴルバンファソム・バランタラガチャ村) |
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各年毎実績(面積,本数) |
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2002年 8月 |
バフベリム・ソムでの柵の設置 |
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2003年 3月 |
バフベリム・ソムでのポプラの植栽 |
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2004年 4月 |
ゴルバンファソム・バランタラガチャ村で柵の設置,ポプラの植栽 |
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6 |
事業名 |
中国内モンゴル自治区ナイマン旗チャガンチョロー村にて開通された砂漠貫通道路の保護林植樹・環境教育事業 |
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対象国 |
中華人民共和国 |
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対象地域名 |
内モンゴル自治区ナイマン旗チャガンチョロー村 |
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目的 |
2004年の秋に,沙漠化の影響でそれまで電気や水道が不通だった当該村に一部砂利敷きの道路が開通した。道路は物資の運搬等のため村民の生活に必要なものであるが,飛砂によりすぐに埋没してしまう。その対策として道路の両側に公路林(素道路保護林)を造成することとした。 |
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特色 |
現地青年団56名並びに,この道路を通学路として利用する中学生13名全員が植林活動に参加。村及び村の青年クラブ(構成員75名,行政が認可する全国的青年組織)を現地パートナーとして実施した。また青年らへの環境教育の場としても活用された。 |
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備考 |
イオン環境財団からの支援により実施 |
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主な植栽樹種 |
ポプラ |
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全体計画(計画及び実績) |
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実施期間 |
2005年12月〜2006年11月 |
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面積(本数) |
全長20kmの道路の両側へ植栽,ポプラ2〜5年生
11,300本 |
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各年毎実績(面積,本数) |
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2005年12月 |
植林準備 |
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2006年 4月 |
井戸の掘削,ポプラの植栽 |
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7 |
事業名 |
中国内モンゴル自治区ナイマン旗八仙筒中学校苗園造成事業 |
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対象国 |
中華人民共和国 |
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対象地域名 |
内モンゴル自治区ナイマン旗 |
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目的 |
沙漠化の進行は現地住民の自然環境に対する認識不足からくる不適切な土地利用が原因に挙げられる。目前の利益を優先し略奪的な開墾などの草原利用は,草原の存在が環境全体に果たしている役割を十分に認識していない現れであり,そこで生活を営む多くの現地住民にそれを認識してもらう必要がある。 |
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特色 |
八仙筒中学校郊外に苗園を作り,自分たちで苗を育てた苗を自宅又は学校校内で植栽し,春風から自分たちの生活を守る(春風で「砂眼」といわれる目が赤くなる病気を持つ学生が全体の70%にも達する)。一連の作業を通じて,環境保護・保全・改善について意識してもらえるように学生をサポートする。 |
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備考 |
犬山国際交流協会並びにイオン環境財団からの支援を受けて実施した |
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主な植栽樹種 |
ポプラ |
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全体計画(計画及び実績) |
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実施期間 |
2007年4月〜2008年3月 |
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面積(本数) |
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各年毎実績(面積,本数) |
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2007年 |
苗園整備,井戸の掘削,挿穂の植付け,植林地管理の実施 |
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2008年 |
教員と生徒による校内植樹,自宅植栽用の苗木配布の実施 |
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8 |
事業名 |
中国内モンゴル自治区ナイマン旗ゴルバンファ地域の公道緑化・環境教育林事業 |
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対象国 |
中華人民共和国 |
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対象地域名 |
内モンゴル自治区ナイマン旗ゴルバンファ地域 |
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目的 |
等が位置では,外部との連絡・流通の手段である道路が流動砂丘によってその機能を損なうことが多い。その対策として防風林を造成し道路沿いの流動砂丘を固定して道路を保護する。 |
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特色 |
対象となる道路は,砂漠化によって隔離された村に通じる唯一の道路であるが,流動砂丘の移動によってその存続が危惧されていた。道路の存続は村の物流にとって必要不可欠であり,村の生活基盤を支えているものである。 このことから,当該事業によって道路両側に防風林を造成し,道路を流動砂丘から守ることとした。また同時に,植林を通じて住民の環境に対する認識を高めてもらうこととした。 |
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備考 |
社団法人
国土緑化推進機構の緑の募金公募事業の支援により実施 |
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主な植栽樹種 |
ポプラ,松 |
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全体計画(計画及び実績) |
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実施期間 |
2006年9月〜2007年8月(単年度事業) |
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面積(本数) |
ポプラ 12,000本,松 6,000本 |
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9 |
事業名 |
中国内モンゴル自治区興安盟ホルチン右翼中旗バヤンタラ鎮現地住民に対する沙漠化防止・生活水準向上のための植林 |
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対象国 |
中華人民共和国 |
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対象地域名 |
中国内モンゴル自治区興安盟ホルチン右翼中旗バヤンタラ鎮 |
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目的 |
ホルチン沙地の沙漠化防止のため,現地住民に沙漠化防止活動に関わってもらう。また,経済林を造成することで住民の生活水準を向上させることを目的とする。 |
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特色 |
この地域の砂漠化防止対策として,地下水に対する負担の少ない潅木の苗が必要である。また,住民の生活向上のためにも経済的な受益が見込まれるサージなどの潅木を植栽する。 |
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備考 |
国際ボランティア貯金の支援金により実施 |
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主な植栽樹種 |
サージ |
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全体計画(計画及び実績) |
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実施期間 |
2007年8月〜2012年6月 |
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面積(本数) |
協力家族50世帯 |
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各年毎実績(面積,本数) |
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2007年 |
協力家族の公募,研修会の開催,植林地の整備,植林の実施 |
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10 |
事業名 |
中国内モンゴル自治区ホルチン右翼中旗シンジャム・ソムにおいて住民生活水準向上のための植林 |
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対象国 |
中華人民共和国 |
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対象地域名 |
中国内モンゴル自治区ホルチン右翼中旗シンジャム・ソム |
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目的 |
ホルチン沙地の沙漠化防止のため,現地住民に沙漠化防止活動に関わってもらう。また経済林を造成することで住民の生活水準を向上させることを目的とする。 |
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特色 |
経済林の造成に関心のある現地住民を公募し,彼らが持つ沙地でサージ,杏などの経済的価値のある樹木の植栽を支援し,もって生活水準の向上を図る。 |
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備考 |
イオン環境財団に支援金の申請書を提出中 |
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主な植栽樹種 |
サージ,杏 |
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全体計画(計画及び実績) |
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実施期間 |
2008年3月〜2009年3月 |
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面積(本数) |
協力家族20世帯を予定 |
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その他,環境の保全・改善に係る事業の実績: |
1) |
事業名 |
環境教育教材の作成 |
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対象国 |
中華人民共和国・日本 |
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対象地域名 |
内モンゴル自治区 |
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目的 |
沙漠化のメカニズムや原因,沙漠化防止策などをまとめたカラーのパンフレットを作成し,日本及び現地での環境教育教材として役立てる |
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特色 |
「内モンゴルの沙漠化とそこに暮らす人々」(日本語版・モンゴル語版),「黄砂問題その原因と対策」の3部を作成した。 |
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備考 |
財団法人
東京国際交流財団からの支援を受けて実施 |
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全体計画(計画及び実績) |
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実施期間 |
2002年〜2003年 |
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各年毎実績 |
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2002年 |
「内モンゴルの沙漠化とそこに暮らす人々」の日本語版を作成 |
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2003年 |
上記のモンゴル語版と「黄砂問題その原因と対策」を作成 |
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2) |
事業名 |
中国内蒙古自治区の沙漠化防止に取り組む日本の植林団体に関する調査 |
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対象国 |
中華人民共和国・日本 |
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対象地域名 |
内モンゴル自治区 |
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目的 |
沙漠化に対応する支援側と支援を受ける側の考えを対照し,諸団体や住民の同問題への対処の性格や具体的な取り組み,効果について検証する。 |
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特色 |
内モンゴルで砂漠化防止植林を実施している諸団体の事業,現地沙漠化に対する認識,現地の人々との関わり方や日本国内における資金調達などについて調査研究を行った。また,諸団体が事業を実施している現地に赴き,現地協力者である現地住民を対象に聞き取り調査を実施した。 |
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備考 |
高木仁三郎市民科学基金からの支援により,拓殖大学政経学部専任講師の奥田進一氏との共同研究として実施 |
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全体計画(計画及び実績) |
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実施期間 |
2004年4月〜2006年3月 |
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