| 団体名: | 風土病調査会 | |||
| 英語名称: | Overseas Collaboration of Endemo-Infectious Diseases | |||
| 団体属性: | 任意団体 | |||
| 代表者: | 佐野 基人 | 設立:1985年4月1日 | ||
| 連絡先: | 〒 432-8002 | |||
| 静岡県浜松市冨塚町 3876-45 | ||||
| TEL: 053-474-3874 | FAX: 053-474-3874 | |||
| E-mail: sano81@mail.wbs.ne.jp | ||||
| ホームページ: − | ||||
| 特記事項: | 緑化を語るには,住民生活にかかわる水や空気等,つまり環境が多 | |||
| い。 | ||||
| 海外での植林実績: | ||||
| 1 | 事業名 | パキスタンにおける環境整備と地域浄化 | ||
| 対象国 | パキスタン・イスラム共和国 | |||
| 対象地域名 | シンド州ジャムショロ,ハイデラバード,インダス川流域 | |||
| 目的 | 住民利用林 | |||
| 特色 | 河川・沼沢地岸の護岸を目的とした植林を行うとともに,風土病の発生源となっている雑林の整備を実施した。また,感染症媒介生物(ボーフラ,ミジンコ等)の天敵生物に関する研究を行い,初めての試みとして殺虫効果が期待される成分が採取できるニームの植栽を行った。 | |||
| 備考 | 文部省海外共同研究費により実施 | |||
| 主な植栽樹種 | ニーム | |||
| 全体計画(計画及び実績) | ||||
| 実施期間 | 1985年〜1987年 | |||
| 面積(本数) | 500本(ニーム,果樹等)道路,河岸,公園,空農地等に植栽 | |||
| 各年毎実績(面積,本数) | ||||
| 1985年 | 100本植栽,基礎調査,住民検診等実施 | |||
| 1986年 | 300本植栽 (ニーム),市街地農村での調査,防疫に係る活動 | |||
| 1987年 | 事業関係者・住民の教育,事業の現地委譲,成果報告・総括 | |||
| 2 | 事業名 | インド,スラム街の改善と住民の健康管理 | ||
| 対象国 | インド | |||
| 対象地域名 | デリー市 Amar Jyoti 地区(30コロニー)及び Vasant Kunji (3部落) | |||
| 目的 | 砂漠緑化,住民利用林 | |||
| 特色 | 生活環境の悪いスラム地帯において,日常生活全般に関する調査を行い,住民へ水路・緑地,健康管理に係る指導,改善を行った。街路樹の整備のために大型苗を植栽するとともに,牛による捕食防止に努めた。また,各コロニーにおいて健康指導会を実施した。 | |||
| 備考 | 外務省の国際開発協力関係民間公益団体(NGO事業)補助金により実施 | |||
| 主な植栽樹種 | 柳の他,花木,街路樹・護岸樹用として多種の樹木を植栽 | |||
| 全体計画(計画及び実績) | ||||
| 実施期間 | 1997年〜1999年 | |||
| 面積(本数) | ||||
| 各年毎実績(面積,本数) | ||||
| 1997年 | スラム街内各施設(養護・老人施設,小学校)において緑化 | |||
| キャンペーン等の実施 | ||||
| 1998年 | 植樹実習,各施設収容者の健康管理等の実施 | |||
| 1999年 | ガンジス川支流岸での花木の植栽,有害昆虫の防除,関係者 | |||
| による総括の実施 | ||||
| 3 | 事業名 | ベトナム中部山岳地帯の緑化事業 | ||
| 対象国 | ベトナム社会主義共和国 | |||
| 対象地域名 | ダクラック省バンメトート地区山岳地帯(開拓地及び焼畑地帯) | |||
| 目的 | 国土保全植林,住民利用林 | |||
| 特色 | 中部山岳地帯は林業が主産業となっている。そのため街路樹や灌漑水路等も整備されているが,管理が遅れ雑林地帯となっている所が多く見られる。そのため,有用樹の保護・適切な育成管理を行うとともに森林の利便性を高め,住環境の向上に配慮した。 | |||
| 備考 | 社団法人 国土緑化推進機構の「緑の募金公募事業」の助成により実施 | |||
| 主な植栽樹種 | ゴム,コーヒー,果樹,針葉樹 | |||
| 全体計画(計画及び実績) | ||||
| 実施期間 | 2000年〜2001年 | |||
| 面積(本数) | 育苗場2カ所設置,街路樹 200本植栽,護岸・道路整備 200m | |||
| 各年毎実績(面積,本数) | ||||
| 2000年 | 植栽事業の実施。風土病の発生等,住民の生活をとりまく悪 | |||
| 要因と森林との関連についての調査 | ||||
| 2001年 | 住民教育・検診,風土病予防,防虫指導,総括の実施 | |||
| 4 | 事業名 | 河川氾濫による住民健康と環境保全 | ||
| 対象国 | ベトナム社会主義共和国 | |||
| 対象地域名 | メコン川流域(ロンアン省 Tan An 市 Thu Thua,Can Giuoc 地区) | |||
| 目的 | 国土保全植林,住民利用林 | |||
| 特色 | 緑化や植樹が防災に役立つことは知られているが,特にメコン川のような大河川の護岸には樹木の植栽が有効である。そのため,植栽事業を行うとともに住環境の変化(特に植林が住民に与える負の効果)に着目した調査を行った。また,住民の健康維持に対する意識の向上を目的とした健康祭りを開催した。 | |||
| 備考 | 外務省の国際開発協力関係民間公益団体(NGO事業)補助金により実施 | |||
| 主な植栽樹種 | 竹,メラルーカ | |||
| 全体計画(計画及び実績) | ||||
| 実施期間 | 2002年〜2003年 | |||
| 面積(本数) | メラルーカ植栽 500本,船着場改修 3カ所 | |||
| 各年毎実績(面積,本数) | ||||
| 2002年 | メラルーカ育苗の実施,森林と風土病媒介生物の発生との関 | |||
| 連や罹病状況の調査の実施 | ||||
| 2003年 | 住民の健康状態や水害・有害生物発生状況の調査を実施 | |||
| 5 | 事業名 | ウガンダにおける熱帯病にかかわる環境と住民の健康保全 | ||
| 対象国 | ウガンダ共和国 | |||
| 対象地域名 | ナイル川流域(ムコノ県バーレ地区カンダハール,ガリガヤ,ダンバ島) | |||
| 目的 | 国土保全植林 | |||
| 特色 | ナイル川流域は草本の繁殖に恵まれているが,管理が適切に行われていないため,防災上,防疫上の問題が多く残されている。なかでも水棲生物の一部に風土病を媒介するものがおり問題となっている。そこで,やや内陸に入った地域での造林,果樹園造成,農作物の植え付けを試み,同時に住民の健康に及ぼす影響について調査することとした。 | |||
| 備考 | 外務省の国際開発協力関係民間公益団体(NGO事業)補助金により実施 | |||
| 主な植栽樹種 | ヤシ,ラワン | |||
| 全体計画(計画及び実績) | ||||
| 実施期間 | 2002年〜2004年 | |||
| 面積(本数) | 果樹,ヤシ,イモ類,棉花等 20〜200本,5m x 10m x 5カ所 | |||
| 各年毎実績(面積,本数) | ||||
| 2002年 | 原生樹種の調査,河川護岸・道路補修工事の実施,害虫等有 | |||
| 害生物の発生状況の調査等の実施 | ||||
| 2003年 | 植栽木の育苗及び植林活動,熱帯病の調査や予防活動の実施 | |||
| 2004年 | ビクトリア湖島で同様の調査実施,事業総括・現地への委譲 | |||
| 6 | 事業名 | エジプト,ナイル川流域の風土病撲滅事業 | ||
| 対象国 | エジプト・アラブ共和国 | |||
| 対象地域名 | ナイル川流域(El-Gezira,El-Shakra,El-Ekhsas,El-Ghamaza) | |||
| 目的 | 砂漠緑化,住民利用林 | |||
| 特色 | 河川岸は護岸,緑化,農地化等が適切に行われておらず放置状態となっていることに加え,各種風土病が多発している。そのため,エジプトでの初めての試みとして,護岸,緑化等による環境整備を行い,それらの整備が適切でないことが発生の要因となっている熱帯病の撲滅を図ることとした。 | |||
| 備考 | 外務省の国際開発協力関係民間公益団体(NGO事業)補助金により実施 | |||
| 主な植栽樹種 | ヤシ,マングローブ等5樹種 | |||
| 全体計画(計画及び実績) | ||||
| 実施期間 | 計 200本の植栽,苗畑3カ所の整備 | |||
| 面積(本数) | ||||
| 各年毎実績(面積,本数) | ||||
| 2004年 | 川岸の整地,農地化及び植林の実施,住民の健康状態の検査 | |||
| 及び講習会の開催 | ||||
| 2005年 | 上記事業の継続 | |||